むかし、思わず買ってしまった本。
10年前、20年前ってどんな本を読んでいたんだっけ?

第5回本屋大賞

4月8日に第5回本屋大賞の発表が行われました。本屋大賞は全国の書店員によって選ばれる文学賞です。



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Author:obinosuke
ようこそ!
10年前、20年前の本を中心に
紹介していきます。
4,5年前くらいの本もちょこっと
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モダン東京物語 藤田宜永

昭和初期の銀座が舞台のサスペンス・シリーズ第一弾。浅草や新宿も出てきます。
当時の時代背景、生活様式などなかなか興味深い内容でした。それと最後の頃に
出てくる退廃的なものもこの時代ならではなのでしょうか。まぁ、これが事件に大きく
関係しているんですけどね。
昨年7月このブログで、『野薔薇の殺人者 [深夜のコンビニ事件簿]』について書いた
時、藤田宜永さんの作品は読んだことがなかった…云々書きましたが、読んでいまし
たね。すみません。。。
---
大正ロマンの色濃く残る昭和初期、銀座。アメリカ帰りの私立探偵・的矢健太郎に
依頼された二つの事件。某男爵家の書生倉光の妹で円タクガール・綾子の失踪と
お忍びで来日中のハリウッドの大スター・ランバート嬢の誘拐──。さっそく調査を
開始した的矢はこの事件が、奇妙な糸で結ばれ、意外な展開を迎えるのを知った。
モダン東京に咲く華麗なネオ・サスペンスシリーズ第一弾。
*購入時の文庫カバーより

モダン東京物語―探偵・的矢健太郎 (集英社文庫)
藤田宜永

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真夜中の東側 森詠

報道記者、カメラマン、通訳、元軍人が主人公の5つの短篇を収録。どの作
品にもジャズが流れていて、読んでいるとどこからか曲や歌声が聞こえてき
そう…。主人公の切ない気持ちが伝わってきます。ベトナム、韓国やフィリピ
ンで起きた事件や戦争が短篇それぞれの背景になっています。
---
報道記者の風見孝治は、かつての解放戦線の総攻撃を前に、恋人のビェン
一家を国外へ脱出させ、自らはサイゴン陥落の歴史的瞬間を取材するため、
アメリカ大使館に籠もった。重傷を負った風見が生き残り、ビェンは死んだ。
──八年後、神戸でビェンの弟妹に再会した風見は、この二人の後ろで蠢く
陰の男たちの正体を知らされ、ビェンの死の真相を追った(表題作)。他、
重い旋律でかなでるサスペンス・ロマン五篇。
*購入時の裏カバーより

真夜中の東側 (徳間文庫)
森 詠

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ウォッカは死の匂い 三浦浩

スパイ都市・TOKYO 東西両陣営の熾烈な諜報戦に巻き込まれていく男の苦闘。
(帯文より)1988年の本です。この頃はまだソ連が存在してましたね。本文中、
ソ連の将校が、表向き通信社の記者として滞日、その間、政、財界、防衛庁、そ
してマスコミ関係に食い込み、日本の防衛および産業の機密を探り、その上、マ
スコミをとおして日本の世論操作も行った──とか、日本の各種の研究機関の
成果を、そこから直接苦労して探り出す代りにその方面に強い新聞社の資料に
目を付けた──なんて話もあったり…。記者個人の頭の中、机の中にあった膨
大な関係資料がデータ化されたことで、狙われやすくなってしまう。流れ出た情報
の中にアメリカの先端技術も含まれていた…というわけで、主人公はスパイ活動
に対する阻止行動を任されるんですね。
---
P新聞社の資料が、ソ連側にリークしている。突然、アメリカからの帰国命令を
受けた各務荘介。最年少の論説委員に任じられたが、実は、機密の漏洩を防
ぐためのカウンターエスピオナージュ(逆スパイ)だった。東西両陣営の熾烈な
諜報戦の渦に巻きこまれていく男の、苦闘と愛を描いたサスペンス長篇小説。
*購入時の裏カバーより

ウォッカは死の匂い (集英社文庫―海外特派員シリーズ)
三浦浩

ウオツカは死の匂い


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倫敦暗殺塔 高橋克彦

1885年(明治18年)ロンドンでは日本人村が大人気。巨大な建物の中に
日本家屋がセットのように組み込まれ、そこで百人近い日本人が日本の生
活を再現している日本人村。
ある日、ロンドンで日本人殺人事件が起き、被害者のポケットから日本人村
の入場券と暗号文のような紙切れが出てくる。
解読できないまま第二の事件が、そして第三の事件も発生…。

ロンドンの人達の好奇心をそそる日本人村、見世物小屋的な日本人村を
明治政府はどう利用したのか?
開国はしたけれど、強国を相手にするには未熟すぎる日本のために、井上
外務卿がとった策とは??
もし、井上卿が今の日本の姿をご覧になったとしたら、成功だった、失敗だ
った、なんとおっしゃるでしょうか?ちょっと興味ありますね〜。
本文中に「君は日本と自分のどちらかを選べと言われたらどうする?」という
末松さんのセリフが出てきますが、今の政治家の皆さんはいかがですか〜?
---
明治十八年のロンドン。折からの日本ブームに乗り、生活をナマでみせようと
いう日本人村が人気を博していた。
一方、国際的信用を得るのにあと一歩の明治政府では、井上馨、伊藤博文、
山縣有朋らが何やら画策中。ところがロンドンで日本人殺人事件が起きた。
日本人村と明治政府との接点に何があるのか?
絶妙壮大な構想で描く歴史推理小説。
*購入時の文庫カバーより

倫敦(ロンドン)暗殺塔文庫
高橋克彦

倫敦暗殺塔 (祥伝社文庫)


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モーツァルトは子守唄を歌わない 森雅裕

第31回(1985年)江戸川乱歩賞受賞作。
ベートーヴェンと弟子のチェルニーが“子守唄”に隠された謎を解き明かす。
まさかベートーヴェンが探偵役をやるとは…。チェルニーとのコンビもGoodです。
なんとシューベルトやサリエリも出てきます。ウィーン宮廷、ワイン、楽器の話などなど。
宮廷楽長が「彼」を死に追いやった…?!
表紙カバー、本文イラストは魔夜峰央さん。
---
モーツァルトの子守唄が世に出た時、“魔笛”作家が幽閉され、
楽譜屋は奇怪な死に様をさらす──。その陰に策動する
ウィーン宮廷、フリーメーソンの脅しにもめげず、
ベートーヴェン、チェルニー師弟は子守唄が秘めたメッセージを
解読。一七九一年の楽聖の死にまつわる陰謀は明らかとなるか。
乱歩賞受賞作。
*購入時の文庫カバーより

モーツァルトは子守唄を歌わない (講談社文庫)
森雅裕

モーツァルトは子守唄を歌わない (fukkan.com)


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うたかた/サンクチュアリ 吉本ばなな

「うたかた」第99回芥川賞候補作
「サンクチュアリ」第100回芥川賞候補作
一緒に住まないことで成り立っている父と母娘。そこに血の繋がらない
青年・嵐が加わったことで娘・人魚のこころの中の何かが動き出す。
嵐への恋心だけでなく父親に対しての気持ちも…「うたかた」。
愛する人を失った男女。海辺で4日間泣き続けた女と、泣けなかった
男が出会ってひかれあう話です…「サンクチュアリ」。
最後の、馨の「なんだか、最近楽しいね。何となく生きててよかった、
っていう感じがする。」というセリフ、なんかホッとしました。
“泣く”って大切なことですね。
---
With a quiet love
人を好きになることはほんとうに悲しい。
──恋、たとえるならそれは海の底だ。
芸術選奨新人賞受賞
*購入時の帯文より

うたかた;サクチュアリ
吉本ばなな

うたかた/サンクチュアリ (新潮文庫)

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スティル・ライフ 池澤夏樹

第98回芥川賞受賞作「スティル・ライフ」と「ヤー・チャイカ」の2編収録。
アルバイト先で知り合った、ぼくと佐々井。三ヶ月ほど集中的にお金を作る
仕事をする佐々井を手伝う、ぼく。
佐々井が話したお金が必要な理由には、ええっ?!って感じ。
なんというか、無機質というか、淡々とした感じで全体が流れていきます。
「ヤー・チャイカ」は、日本人父娘とロシア人の交流が描かれています。
女性宇宙飛行士テレシコワのコールサインが「ヤー・チャイカ(わたしはカモメ)」。
---
遠いところへ
遠いところへ心を澄まして
耳を澄まして──
受賞作「スティル・ライフ」、
第一作「ヤー・チャイカ」を収録
新芥川賞作家登場
静かに、叙情をたたえてしなやかに──
清新な文体で、時空間を漂うように
語りかける不思議な味。
ニュー・ノヴェルの誕生……
*購入時の帯文より

スティル・ライフ
池澤夏樹

スティル・ライフ文庫

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鴻上夕日堂の逆上  鴻上尚史

いろいろな“カラクリ”がわかります。
流行、新興宗教、笑い、純愛、エンタテイメント、ファミコン、ドラマ、テレビ、健康、
ホステス、文化、ネタ、映画、スポーツクラブ、ファシズム、フジテレビ、メディアほか。
『週刊朝日』に連載されていたものです。

「何か」に「誰か」に「正体不明」のものに走らされないこと。僕が考えているのはそれだけです。
あとがきの中にあった文章です。
-----
笑って読めば、
時代が分かる
現代の『カラクリ』大全
*購入時の帯文より

鴻上夕日堂の逆上
鴻上尚史

鴻上夕日堂の逆上文庫

テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌


ハーケンと夏みかん 椎名誠

高校一年、沢野ひとしさんと千葉のノコギリ山で山(?)デビューの話。山小屋、天幕の話、
夫婦の山登り、野田知佑さん達との四万十川の川下りの話、道具の話、いろいろあります。
“酒命”の人たちの集まりなので、だいたいの話にお酒を飲む話が出てきます。
こういう場所で飲むのって、きっと美味しいんだろうなぁ〜。

目次
ハーケンと夏みかん
雪山ドタドタ天幕団
仮称ヤブレガサ山登山記
わが垂直上昇記
安達太良山湯けむり真実紀行
沢野バカ殿様白神のボコボコ山を行く
四万十川がぶのみ旅
銀山湖・人生焚火の夜が更ける
旅の宿・禁断の寝床
おとこ命の三点セット
極私的焚火論
山でのおぼえ書き──から

ハーケンと夏みかん
椎名誠


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マイ・バック・ページ─ある60年代の物語 川本三郎

この時代(学生運動とかデモとか)のことはよくわからないので、ノンフィクションといわれても
フィクションのように思えてなりません。
後半部分(事件が起きてから逮捕、解雇へ)になると、グイグイひきこまれました。
この本は、雑誌「SWITCH」(1986年2月〜1987年12月)に発表されたものです。
---
「一九六九年、私は週刊誌の記者になった。
まだ二十五歳だった」。
ベトナム戦争、バリケード、デモ、ストーンズ、CCR、そして
死者たち。あの時代が「私」をつき動かし、激動する東京と
ある政治的事件に遭遇させる。長い沈黙を破って語りだされる
60年代へのレクイエム。
「Switch」連載中より注目を集めた、はげしさと痛みをともなって
時代の核心を描くノンフィクション・ノヴェル!

一九七二年一月、当時「朝日ジャーナル」の記者をしていた私は、前年夏に起きた
朝霞自衛官刺殺事件を取材することになり、その過程で起きた「証憑湮滅」の行為により
埼玉県警によって逮捕され、そして容疑事実を認めた段階で、朝日新聞社を馘首された。
二十七歳のときだった。
この出来事がその後、長く私の生活、文章表現、あるいは性格や人間に対する態度にまで、
重くのしかかることになった。映画のこと、文学のこと、あるいはマンガのこと、
さまざまな評論を書いても、最後のところで、七十二年の出来事が思い出されてしまい、
そこでいつも言葉がつかえつまずいてしまった。
(……)しかし、三年ほど前から、徐々に七十二年の出来事を距離を置いてみられるように
なってきた。「私」と書いてもそれはあくまでも作品のなかの一登場人物であるにすぎないと
クールに見られるようになってきた。いまなら書けるのではないかと思った。
自分が本当に再生するためには、想い出したくない出来事、
忘れてしまいたい人間たちのことを、正確に言葉にし、あるいはそれらに言葉を与え、
そうすることで出来事の重さからのがれなければならないと思った。(「あとがき」より)
*1990年購入時の帯文より

マイ・バック・ページ―ある60年代の物語
川本三郎


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東京駅長ざっくばらん 木下秀彰

国鉄に入り、入江駅の貨物連結手からスタート。長い間、現場を歩き、
国鉄民営・分割の約一年前、昭和61年2月に第17代東京駅長になった
木下東京駅長の奮闘記です。
JRって、62年4月にスタートしたんですね。
民営化で、輸送業以外のエキコンやステーション・ギャラリーなどの
新しい試みも可能になったようです。
先日この本を見ていたら、
1989年ホイットニー美術館展
(東京ステーションギャラリー開館一周年記念)の
チケットの半券がはさまっていたので、
そこで買ってきたのだと思います。
巻末に、付録として
鉄道唱歌の一番から十番までの歌詞と、
想い出のギャラリーとして─戦災前の東京駅─の写真8点が載っています。
---
エキコン駅長の涙と笑い
エキコン、ギャラリーなど数々のアイディアを打ち出した名物駅長
“キーさん”が、国鉄の民営・分割という歴史的瞬間のドラマを
体験、熱っぽく語った涙と笑いのドキュメント。
*購入時の帯文より

東京駅長ざっくばらん
木下秀彰


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聖マルコ殺人事件 塩野七生

当時、わたしはまだ塩野七生さんの作品を
読んだことがありませんでした。
が、この本の帯に、著者初めての歴史サスペンス小説!と
書かれていたので、興味をもち、思わず買ってしまいましたた。
---
女は男を愛した
男はその愛にこたえようと
戦場へ向かった
十六世紀地中海を舞台に、衰えゆくヴェネツィアと絶頂を
きわめるトルコ帝国のはざまに揺れる愛と友情を描く。
著者初めての歴史サスペンス小説!
*1990年購入時の帯文より

聖(サン)マルコ殺人事件
塩野七生


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